昨日剣山を買いに行ったことをブログに載せたら、
いつも透明感のある素敵なイラストをブログに載せてるボヤントさんから、 道具って美しい・・・ってコメントをいただいてすっかり気を良くした私^^; 今日は、いつも使っている花鋏を載せちゃいます。 でもね、この鋏は三条産ではありません。ごめんなさい^^; 私が使っている花鋏は、京都堀川通りにお店を構える安重さんで 購入したものです。 私の好きな随筆家の白洲正子さんが生前ご愛用されていたことが、 ご自身の本のなかで紹介されていたり、 華道家の川瀬敏郎さんの本にも、やはり安重さんの鋏を愛用されていて、 お店の写真や、店主のおじさんのお顔が載っていました。 安重さんの花鋏は、大勢の方たちに支持されている逸品ですが、 お値段が・・・(@_@) 私にとっては、なかなか手の出せない高嶺の花。 でもね、4年前にお姑さんの介護をしていた時、 自分へのご褒美に買っちゃったんです。 お店に買いに行くと、本で見ていたと同じ店主のおじさんが、 黙って引き出しから鋏を出してくれました。 一番最初に出してくれた鋏がこちらです。 女性にしては大きい私の手をみて、選んでくれたものです。 他にもいくつか出してくれたのですが、一番最初に出してくれたこの鋏を 気に入って購入しました。 鋏の反対側には、私の名前を彫ってもらってあります。 「手入れを良くすれば、一生使えますよ。」の言葉を信じて、 使い終わった後は必ずお手入れします。 購入した時には、真黒で、かしめのところの輪だけが金色でした。 でも、今は磨いていくうちに、いぶし銀のような光を放っています。 輪の金色はとれてしまいました^^; ところどころ残っている黒も、それはそれでイイ味だしていて、 とても気に入っています。 機械で作った良く切れると評判の鋏も持っているのですが、 手作りのこの鋏が大好きです。 作った職人さんによってお値段が違うということを 店主が言っていましたが、 同じお店の中の職人さんたちが切磋琢磨し合って作り上げた鋏です。 この鋏を手にしていると、職人さんの心意気が伝わってきて、 私にも勇気が湧いてくるんです。 こちらは、鋏を入れるケースと、刃先を手入れする藁です。 花のアクを取るには、藁がよいということで、 農家の方に分けてもらって、使いやすい形にたくさん作ってあります。 生徒さんたちにもおあげしてますよ。 このケースにelespaletteさんのお店のホームページで見た、 パンダちゃんのストラップを付けたいなってずっと思っていました。 本当は直接お店に行ってみたいのですが、 なかなか思うように予定が立たず、待ち切れずに昨夜ネット注文しました^^; 届くのがとっても楽しみ❤ 大切な鋏はケースに入れて、いつも持ち歩いていますよ。 私にとっては美しいと思える道具であり宝物です。
by b_fleur
| 2012-09-13 11:25
| その他
|
カテゴリ
以前の記事
2014年 05月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 検索
その他のジャンル
最新の記事
外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||